巻き爪と外反母趾は因果関係があるのでしょうか [足の指の働き]
巻き爪と外反母趾は因果関係はあるのでしょうか
その前にまずそれぞれの原因について考えてみます。
巻き爪になる原因
巻き爪になるのは足に合わない細い靴を履いていることが原因になることもありますが
巻き爪になる大きな原因は、足の指、特に親指にしっかり力をかけないで歩いていることが原因です。
指の爪は、常に圧力がかかることを想定してアーチ型をしています。
爪の横方向のアーチ(=バネ)で力を受け止めています。
そして何時も、力を受けているので、ほっておけば次第にアーチがつぶれてしまいます。
丸めた紙が最初はアーチを保っていても、上に重石を置いておけば、次第にアーチが崩れ平べったくなるのと同じです。
所がこれでは足の指にかかった力を上手く受け止めることが出来ず、足の指(骨)にもろに力がかかってしまい
足の指の骨に悪影響が出たり、最悪折れてしまうかもしれません。
そもそも人間の手足の爪は、指を使った時の強い圧力に負けないように、指を裏側から支えるためのものです。
ですから、爪というものは、ほっておけばアーチがキツくなるよう丸くなる性質があります。
ところが、現代人は歩くということが少なくなっています。
更に足の指にしっかり負荷をかけて歩く歩き方をしていないと、爪にかかる日々の圧力が不足して、爪が丸くなる力の方が勝ってしまい
その結果、丸くなった爪が肉の間にくい込んでくることになります
=巻き爪
外反母趾になる原因
外反母趾になる根本的原因は、歩く時にしっかり足底を使って歩いていないことが原因になります。
生まれつき、あるいは成長の過程で足底や足の指を使って真っ直ぐ後ろに蹴り出すような動きをしていないために
足底に負荷がかからず、足底の筋肉や骨格が弱くなってしまったのか
あるいは足底が弱いために、しっかり足底や指を使って歩く歩き方が出来ないので、負荷のかからない歩き方になってしまったのか
鶏と卵の関係になりますが
いずれにしろ、足底や指の付け根に負荷がかかっていないことから
足底の力が弱くなって、歩く時に必要なバネ=アーチが崩れてべたっと広がってしまい
さらに指の付け根の力も弱いことから、足の指をしっかり支えることが出来ない為に指が中央方向へもたれかかってくる
これが外反母趾や内反小趾と呼ばれる症状になります。
ですから結局外反母趾(内反小趾)も巻き爪も、しっかり足の指や足底に力が加わるような歩き方をしていないことが原因で有ると言うことからすると
外反母趾になりやすい人は巻き爪になりやすく、逆もまた真だと言える事になります。
やはり人間は健康に生きていくためにはしっかり足を使って歩くと言うことが大事だということが分かります。
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