外反母趾の原因は運動不足と足の指を動かさないこと? [外反母趾]
外反母趾の原因には色々ありますが、運動不足や足の指を動かしていないことも大きな原因となっています。
例えばこの人
80代女性
数年前に転倒して右大腿骨骨折
現在は歩行器を使ってなんとか歩ける程度まで回復
でもやはり、不自由な方の右足が完全な外反母趾になっています。
原因は運動不足や右足が充分に動かせないという以外にもあるかもしれませんが
ここまではっきりと左右の足で外反母趾の程度に違いが出てくると
やはり、という思いがします。
さらにこの女性に、床に置いたタオルを足の指でたぐってもらうと
ほとんど足の指が動きません。
足指や足裏の筋肉がかなり衰弱して動きが悪くなっている状態です。
注:床に拡げたタオルを足の指でたぐって手前に引き寄せる運動は外反母趾の予防や治療に有効な方法です。
先の細い靴やハイヒールが外反母趾に良くないといわれていますが
靴そのものが悪いというよりは、足に合わない靴によって指先の動きが止められてしまう
↓
歩くときに指を使っていない
↓
足指や足底の靱帯の力が弱まる。
↓
足指を使わないで歩く習慣がついてしまう
↓
開張足(足指の筋肉や足底の靱帯が緩んで指の付け根がだらーんと広がってしまう)
↓
外反母趾(内反小趾)になる
ということになるのですが
今回の女性の場合は
大腿骨を骨折して足の動きが不自由になる
↓
体重の移動がうまくできない、足指を使わないぺたぺたある気になる
↓
足指の筋肉や靱帯が衰弱する
↓
外反母趾になる
という関係が想像されます。
「使わない器官は退化する」
ともいわれますが
外反母趾の大きな原因の1つがこの運動不足や足の指をしっかり使っていないということも理解しておくと良いと思います。
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2016-04-23 14:56
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