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足の指をしっかり使って歩かないと起きる4つの足のトラブルと肥満 [足の指の働き]



足の指、問題が無ければほとんど気にする
こともない身体のパーツですが

この足の指、しっかり使って歩かないと、
とんでもない身体のトラブルが発生しま
す。

足の指をしっかり使って歩かないと起きる
4つの足のトラブルと肥満

4つの足トラブルとは

1 巻き爪
2 外反母趾(内反小趾)
3 O脚(がに股)
4 関節のトラブル

そしておまけに肥満です。

足のトラブルを抱えている人

何でそうなるのか


皆さんあまり意識していないと思います
が、


正常な歩行の場合の筋肉の動き

まずは、足の指と足首を使って、片方の足
を後ろに蹴り出すと同時にもう一方の足を
前に出しています。

この時、足の指は地面をしっかりつかむよ
うに、後ろに蹴り出し

足首も、まっすぐ後ろの方に蹴り出すよう
に伸ばしています。

正常な歩行

そうなると、当然、ふくらはぎの筋肉にも
力が入り、足を後ろに蹴り出す力を増幅し
ています。

でもって、ふくらはぎに力を入れようと思
えば、太ももの筋肉にも力が加わります。

さらに太ももの筋肉に力が入ることで下腹
部の腹筋やインナーマッスルも活動するこ
とになり

下半身全体の筋肉が使われ、筋肉自体も鍛
えられることになります。


足の指をうまく使えない現代人の歩き方

足の指が自由に使えない

現代の生活では歩くことが少なくなってい
ます。

極端な話、江戸時代であればどこに行くに
も歩いていったわけです。

所が今は、どこに行くにも車や電車に乗っ
てということになります。

しかも、オシャレな靴や、室内でもスリッ
パなどを履いていることがほとんどで、裸
足で歩くことはほとんどありません。

中には、足先の狭くなった靴やハイヒール
を履いているために、足の指が、全く動か
せないような状態で歩いている人も大勢い
ます。

先の細い靴

そうなると、使わない機能は低下する・・

足の指や足先の筋肉や靱帯が衰弱してうま
く働かなくなります。


足の指を使わないと外反母趾になる

歩くときに足の指を使っていないと

足の指や付け根の力が無くなって、足裏の
アーチが保てなくなり、

べたっと足の底が地面に付いてしまうよう
な状態になります。

正常な人の足の骨格
開張足になった人の骨格


この状態を開張足と言い、足の指の付け根
が横に広がってしまう結果、逆に親指や小
指の先が内側に曲がってしまう

=外反母趾や内反小趾になってしまうので
す。

外反母趾や内反小趾は足先の狭い靴を履く
ことで、足先がつぶされて内側に曲がって
しまうと勘違いされている方がいますが

本当の原因は、足先の力が弱まって付け根
の部分がだらんと広がってしまうのが根本
原因なのです。


足の指を使って歩かないと巻き爪に

そもそも人間の足の指は馬のひずめなどと
おなじで

歩いたり走ったりするときに、その力や衝
撃を受け止め、足の指を保護(サポート)
するために進化してできあがってきたもの
です。

足の指にかかる圧力

ですから、その力を受け止めるために爪は
スプリングのように横に湾曲しています。

しかも人間は毎日歩き回るものですから、
湾曲(アーチ)の反対側に力が加わり続け
ますから

ほっておくと、湾曲(アーチ)が元に戻っ
て、平らになってしまうことになります。

ですから、爪はもともと、少しずつ湾曲(ア
ーチ)が強くなるように作られています。

アーチが強くなりがちな爪

ところが、足の指や付け根の筋肉や靱帯が
弱まってしまう結果

歩くときに足指を使って、地面を蹴り出す
という動きがなくなってしまいます。

ほっておけば次第に湾曲(アーチ)が強く
なる性質がある爪に、普通の状態であれば
かかるはずの歩くときの圧力が全然かから
ないという状態が続くと

足の爪はドンドン湾曲を増していきます。

そして、必要以上に爪が丸まって、歩行自
体がキツくなる。

→益々足の指を使って歩かなくなる。

→さらに巻き爪が悪化する。

という負のスパイラルに陥るわけです。

巻き爪になった指


足の指を使って歩かないとO脚に

外反母趾にしろ、巻き爪にしろ、足の指を
使って歩かなくなるとどうなるか

足の指や足首を使って歩かないのなら、ま
っすぐ足を出すと足先が地面に引っかかっ
て邪魔なだけです。

歩くときに足先が邪魔になる

本当に足がうまく動かせないようになれ
ば、

足首を固定したまま歩く、いわゆるぺたぺ
た歩きになります。

分かりやすいのは80歳くらいの老人が、
杖をついたり、手を引いてもらって、小さ
な歩幅で歩く様な歩き方を想像すれば分か
ると思います。

老人の歩行

ただし、まだ足が動く、若いうちはぺたぺ
た歩きと言うよりはがに股歩きになりま
す。

歩くときに足先が引っかかる

なぜがに股になるかというと

最初に言ったように、歩くときに足先が地
面に引っかかって邪魔になるので、足先を
まっすぐに出さないで

足の底をハの字型にして前に出す。

これで、足先は地面に引っかかりにくくな
ります。

がに股歩きの時の足

そうなると、当然、膝も開いた状態で歩く
ことになります。

膝が開いた状態で歩けば、股関節も外側に
開いた状態で歩くことになります。

足全体が外側に開いた状態で、いつも歩い
ていれば、関節や骨格も次第に開いた形
→O脚になる

ということです。

がに股の足


関節を痛める原因になる

足の指を使って、足をまっすぐに後ろに蹴
り出すような歩行をしていないと

足をハの字型に出すようになると説明しま
した。

このような歩き方をする時に、ふくらはぎ
や、太ももの筋肉はほとんど使っていませ
ん。

ハの字型の歩き方では、どのように足を動
かしているかというと

足を膝関節や股関節を支点としてブランコ
のように交互に前に出す事になります。

関節を軸にした歩き方

正常な歩き方だと、筋肉を使って歩いてい
ますから、関節に直接体重がかかったり、
歩くときの衝撃がもろに関節に伝わったり
することはないのですが

足の指や足首を使わないで、足の裏をハの
字にして歩く歩き方だと、どうしても関節
に体重を載せるような歩き方をすることに
なります。


筋肉は鍛えれば強くなったり、持久力が付
いたりしますが、関節の場合はそういうこ
とは無く、すり減ったり消耗するだけです
ので

このような関節に負荷をかける歩き方をし
ていると、関節を傷める原因となります。


足指を使って歩かないと肥満の原因に

足の指をしっかり使うように歩いていない
と、足先が邪魔になるだけなので

ハの字型の歩行になり、足の筋肉を使うこ
となくブランコのように交互の足を振って
前に出すだけの歩き方になります。

足をハの字型に拡げて歩いている人の足

筋肉を使っていないので、ある意味、とて
も省エネな歩き方なのですが

省エネ=カロリーを使わない歩き方

ということになります。


注:
イマイチ納得できない方は

足先をまっすぐ出して足の指や足首を後ろ
に蹴り出す歩き方と、足の先をハの字にし
て歩く歩き方を自分でやってみて比べてみ
てください

前者は、ふくらはぎや太ももが緊張してい
るのが分かると思います。

逆に足先をハの字にして歩きながら、ふく
らはぎや太ももに力を加えるのは難しいと
思います。


ただし、ハの字型の省エネ歩行はカロリー
は使わないものの、関節などにかかる負荷
で、疲労感は変わらないと思います。

また、筋肉は鍛えれば強くなったり、持久
力が付きますから、次第に疲れにくくなり
ます。

ダイエットしている人

で、ダイエットに関して

もうお解りの方もいるかと思いますが

カロリーの大部分は筋肉によって消費され
ます。

歩行の時に筋肉を使う事によるカロリーの
消費が行われ

さらに、筋肉が発達すれば、何もしていな
いときの基礎代謝が増える

つまり、寝ていても消費カロリーは増える
と言う事になります。

太ももが気になる女性


注:
女性の方は筋肉が発達すると、スケート選
手のように足が太くなるのではないかと心
配する人もいるかもしれませんが

ウォーキングによる筋肉の発達は、瞬発力
を鍛えるわけではなくマラソン選手のよう
に、足をスッキリ、引き締まった形にする
だけですので足が太くなる心配はいりませ



仕事場に向かって歩いている人

学生時代とかならともかく、普通の社会人
になって

仕事場への往復とか昼休みにレストランに
行くときに歩くなど

歩く以外の運動はどれほど行っているでし
ょう。

スポーツジムで身体を鍛えている人

よほど活発にスポーツジムなどに行って運
動している人以外は

普段の生活の中で、運動と呼べる活動のう
ち「歩く」「ジョギング」など足を主に使
う割合はおそらく97%くらいになるんじ
ゃないですか

身体を使うカロリー消費のうち「歩く」と
いう動作が大部分を占めることになりま
す。


その「歩く」という動作を省エネ?で行う
か、ちゃんと筋肉を使って歩くか

さらに、筋肉は鍛えれば発達して、さらに、
基礎代謝も増えるというおまけも付きま
す。

となると、しっかり足の指を使って歩いて
いるのといないのでは消費カロリーにも天
と地の違いが出てきてしまいます。

足の指


さらに、足の指をしっかり使って歩いてい
ないと足指のトラブルや足の関節トラブル
も出てきやすい

→足にトラブルがあれば歩くことがおっくうになる

→消費するカロリーが益々少なくなる

→蓄積するカロリーがたまり続ける

=肥満につながる。


ということになります。


こじつけのように感じる方もいるかも知れ
ませんが、人間の身体は本当に微妙なバラ
ンスの元で平衡を保っています。

ほんの数十カロリーでも、貯まるのと減る
のでは1年もたてばものすごい量になって
表れてくることになります。


ということで歩いているときにしっかり足
の指を使って歩いていないと

いろいろな足のトラブルや

ダイエットに不都合な真実が出てくるとい
うことになります。


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