様々な足のトラブルの原因となる回内足 [足に多い病気]
回内足とは
回内足はかかとの骨が内側に回って倒れた
状態を言います。
後ろから足首付近を見るとくの字型に折れ
曲がっています。
足首の部分まで覆うような靴を履いている
人だと、靴が横倒しになったように形が崩
れてしまっている人もいます
あるいは靴底などの片減りの原因にもなり
ます。
ひどくなるとくるぶしが腫れて痛みを生
じ、膝や股関節に影響が出て障害や痛みが
出たり
歩行が困難になったりすることもありま
す。
回内足になる原因
加齢による筋肉の衰えや体重の増加によっ
て回内足になる場合が多く、40代の女性
に多い症状です。
回内足になる時は、足底(土踏まずの部分)
のアーチが崩れてきます
土踏まずのアーチが崩れると足の裏が内側
に傾いてきます。
足の底は内側に傾きますが、真っ直ぐに立
とうと、足を直立に保持しようとすると、
足首の部分がくの字型に曲がることになり
ます。
なぜ、土踏まずの部分のアーチが崩れるの
か
実は、足が正常な人でも歩くときには衝撃
を和らげようと、無意識に足を「回内」さ
せます。
回内時の重心の動き
人が歩くときの動きとして
まず、かかとの外側を地面に着きます
その後,土踏まずのアーチの端に添って重
心を移動し最終的には母趾(親指)で地面
をけるように足を動かします。
これを回内と言って、極端な動きで無い限
り誰もが行っている運動です。
人が歩く時この回内運動が過剰に行われる
ことを「過剰回内:オーバープロネーショ
ン」と言い
土踏まずのアーチを崩す原因となり、回内
足になる要因となるだけでは無く、足の機
能の異常を引き起こす原因ともなります。
過剰回内による足などのトラブル
・土踏まずのアーチの崩れ
・内反足
・足底筋膜炎
・外反母趾
・ハンマートゥ
・タコ
・膝の痛み
・腰や背中の痛み
・シンスプリント(スネの内側が痛くなる症状)
回内足の治療法
足の裏やスネの筋肉を鍛えることで回内足
を予防したり、改善することが出来ます
鍛える方法は簡単です。
立っているときにつま先立ちをする。
歩いているときにかかとを着けないで歩く
ということを普段心がけたり、出来れば意
識的にこのようなトレーニングを行うこと
が効果的です。
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