足の爪が伸びるのはどうして、そのメカニズムは [雑学]
爪は伸び続けないといけない?
爪は一生伸び続けます。
爪は指を使うときに、必要な物
肉食動物が獲物を捕まえるときにするよう
な爪の使い方は人間には必要ないかもしれ
ませんが
指先の細かい仕事などをするときに、爪が
あればとても便利です。
でも、手の指の爪なら分かりますが足の指
の爪はどうなるのでしょう
馬とか羊なら、走るときに爪が消耗します
から、分かりますが、人間の足の構造上
そんなに足の爪はすり減らないように思え
ますよね。
もちろん人間の進化の過程で、まだ四つ足
で生活していた頃の名残とか
人間がまだお猿さんだった?頃には木の上
で生活してましたから
足の爪も、手の指と同じように、木の枝に
引っかけたりして使っていたのでしょうか
ら
=すり減る事はあったのでしょう。
それから、爪を何かにぶつけたり、爪の先
を引っかけたりして爪が破損してしまうこ
ともあります。
そんな時に、爪が新しく生えて伸びてこな
いと、困ったことになりますね。
それから、人の足の爪ですが
足の指には歩く時に体重がのしかかります
から、指を保護するサポーターとしての役
目があります。
そしてその力を受け止めるために、横向き
にアーチ型をしています。
でも、毎日少しずつ圧力がかかるうちに、
次第にアーチがつぶれ
平らな形になっていきます。
足の爪が平らになってしまっては、重い体
重を支えることが出来なくなってしまいま
すから
少しずつ爪が伸びるだけでは無く、アーチ
の形を保つように伸びていきます。
所が現代人は
あまり歩いたり運動をしなかったり
足先が狭くて足の指を動かせないような靴
を履いていたりして
足の爪のアーチに体重がかかることが少な
くなって
爪が伸びてアーチが強くなっていってしま
い
しまいには、巻き爪で苦しむことになる人
もいます。
人の爪の伸び方
爪はほっておくとドンドンすり減っていき
ます。
先の方から削れて短くなったり、爪自体が
薄くなって使い物にならなくなったら困り
ますから
爪の根元から先の方に少しずつ伸びて行き
ます。
爪の伸びる速さは早い順から
親指、人差し指、中指、薬指、小指の順と
なっていて
使う事が多い指から伸びていくのでしょう
爪は1日に約0.1mmちょっと、1ヶ月
で3~4mm伸びます
また爪の伸びる速さは新陳代謝に比例しま
すから、若い人や活発に活動する人
あるいは冬場より夏場の方が爪は早く伸び
ます。
と言うことは、運動したり、身体を温める
(お風呂や温泉の湯船にしっかりとつかる)
ことで、爪は多少なりとも早く伸びること
になります。
爪はどのように伸びるのか
爪は爪の根元にある爪母(そうぼ)と呼ば
れる部分で作られ、ドンドン外に押し出さ
れていきます。
爪母は、爪の生え際というか、爪が皮膚の
外に出てくるちょっと手前の部分にありま
す。
そして、爪が皮膚から出てくる部分は半月
状にちょっと白っぽくなっています
この部分は爪半月と言い、爪が角質化する
前の柔らかい爪の部分です。
ですから、若くて爪の成長が早いときには
この爪半月が大きく、歳をとるに従って、
爪の成長が遅くなると、爪半月は小さくな
ってきます。
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