強剛母趾対策としてのサポーターを比較検討してみる [足指の病気]
足の指を上方に曲げると痛い、いわゆる強剛母趾への対策
まず最初に思いつくのはサポーターで足の指を保護することだと思います。
なのですが
強剛母趾の痛みを少しでも和らげようとこのサイトを訪れた人には誠に申し訳ありませんが
結論から言うと強剛母趾の対策としてのサポーターは一般的ではありません。
足の親指が上方にそらないように、サポーターでカバーすれば良いのじゃないのと考える人も多いかと思います。
ところが、サポーターあるいは、テーピングなどでおさえてみても、足指の動きを拘束する働きはかなり限定的です。
限定的というのは、サポーターやテーピングでは、ある程度足指の曲がりは支えてくれるものの
そもそも歩いたりするときに足指が上方に折り曲げられ、関節の骨がぶつかることで痛みを生じているのですから
よほど分厚いか、硬いサポーター
=足指が動かなくなるようなサポーターをはかなければ、ほとんど効果は無いということになります。
それならば、足底が動かない(歩いても指が上方に曲がらない)ように
厚底(底の硬い)靴を履くか、靴底に硬いインソール(足底板)を敷く方が、簡単で効果は高くなります。
ということで、強剛母趾の痛みを軽くし、症状を悪化させないためには
靴またはインソール(足底板)に強剛母趾に適したものを選ぶ方が効果が高く一般的となっています。
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強剛母趾は足の指が上の方に反り返るような動きをすると、関節部分がこすれ合って痛みを生ずるものですから
なるべく足の指が上に剃らないようにする=靴の中に硬いインソールを敷くことで
足の指が上に反り返りにくくなり、痛みが軽減されます。
また関節がこすれ合うことも少なくなり病状の悪化を防ぐことにもなります。
できれば靴も底の硬くて厚いものが良いです。
普段何気なく歩いていますが、人は結構足の指のバネを使って、後ろ側に蹴り出していますから
厚底の靴と硬いインソールを敷くと、足指の力が使えなくなって、けっこう歩きにくくなります。
ですから、靴はできるだけローリングソール(丸くゆりかごのような形状)のものを選ぶと、無理なく足を踏み出すことができます。
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強剛母趾の痛みは足の親指の付け根の骨の部分に小さなトゲのようなものができることによって生じます。
そして、歩いたりするときに、足指が反り返り、このトゲの部分がぶつかり、こすれあうことで、痛みが出たり、強剛母趾が悪化したりということになります。
ですから、足指の部分が動かないようなインソールを靴の中に敷くことで
痛みを和らげ、関節に対する刺激を少なくすることで、病状の悪化を防ぎ、改善する効果が期待できます。
また、厚底の靴や、足の指の部分が反り返らないような構造の靴を履くことも、強剛母趾の痛みを和らげ
刺激を少なくすることで棘の発達を押さえる事にもなります。
強剛母趾の人の靴の選び方ですが
靴のつま先の幅がゆったりしたもので、歩いたときに足底が反り返らない硬い厚底のものがお勧めです。
また歩くときには、結構足の指のバネを使用していますが、なるべくこの足の指のバネ(反り返り)を使わなくても済むよう
足先(トウ)が上がっていて、靴底が丸く、体重移動がしやすいものを選びましょう。
登山靴が良いという人もいますが、普段の生活の中で登山靴を履けるシーンというのも限られています。
よく言われるのはドイツ製の靴を選ぶのが良いとされています。
(ドイツでは第二次大戦前から陸軍が発達しており靴の研究が進んでいる)
お医者さんなどが勧めているのは
ドイツのフィンナミック (Finnamic)
値段はちょっと高めですが
靴底(アウトソール)の交換、中敷(インソール)の調整なども容易なので、
自分の足に合わせて長持ちさせることができますから、長期的には安上がりになると思います。
フィンナミックの靴(一例)
男性用
女性用
靴底もローリングソール(ゆりかごのように前後に丸くなっている)になっているので、自然に足が前に出て行き、つま先を段差で引っかけるということも無くなります。
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硬い厚底になっているだけでなくローリングソールになっているので、歩くときに指先のバネを使わないでも、楽に歩けますし、
足指への負担が少ないので、症状がかなり改善すると思います。
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強剛母趾が起こる原因 [足指の病気]
強剛母趾になる原因ははっきりしていませんが、
足の付け根の関節部分の骨格が、こすれ合いやすい形状をしていることも大きく影響しているといわれます。
私たちは普段歩くときに、足の指をそらせてバネのようにして蹴り出すことで、前へ進む力を生み出しています
ところが、関節がうまく屈折せず、骨や軟骨がこすれ合うような状態が続くと
そのストレスで、骨が増殖してトゲのようなものが形成され、それが当たって痛みを感じるようになります。
その他にも
テニスや柔道など足の指の付け根に繰り返し強い負荷がかかるような運動をする人
あるいは、かかとの高いハイヒールなど指の付け根が圧迫されるような靴を履いている人も強剛母趾になりやすいと言われています。
強剛母趾で足に痛みを感じる場合
底の硬い靴や、靴の底に敷くインソールを、足指の部分が動きにくいものにして、関節部分への刺激を少なくする他
足指をそらすような運動を控えるということも大切になってきます。
また普段の生活に支障が出るような重症の場合は、病院での診察やさらには手術が必要になってくる場合もあります。
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強剛母趾とは?痛風や外反母趾とは違う足の指の痛み [足指の病気]
強剛母趾は足の付け根が腫れて痛くなる病気です。
強剛母趾が続くと、関節の動きが妨げられて、足の親指が上の方に曲げられなくなっていきます。
足の指が痛くなる病気としては他に主なものとしては
痛 風
足の指の付け根付近が赤く腫れて、痛くて歩行が困難になります。
主に中年期以降の男性に多い病気です。
外反母趾
外反母趾は足の指や付け根付近の筋肉や靱帯の働きが悪くなることで、足の親指がくの字型になって、痛みを生ずるものです。
強剛母趾の場合は、親指の付け根付近がわずかに腫れて、つま先立ちなど親指をそらすような運動をすると痛みがひどくなるのが特徴です。
痛みが出る原因は親指の付け根の関節の骨にトゲのような突起ができて、足の指を上にそらすような状態になるとトゲ状の部分が当たって痛みを生じます。
原因ははっきり分かっていませんが、足指の骨格の形が影響しているといわれ
これに加えてスポーツや仕事などで、長年にわたってつま先立ちするような姿勢が積み重なることも影響しているといわれています。
自分で治す対処療法
・靴の底に敷くインソールに硬いものを使用する。
なるべく足の指がそらないようにして、痛みを軽減するだけでなく、関節が当たるトゲ部分に対する刺激を少なくします。
・つま先が硬い靴を履く
・足先にテーピングをする
などがありますが、痛みがひどく生活に支障が出るような場合には、手術で
・トゲの部分を削る
・関節を固定して痛い部分を動かなくする
・骨の関節部分を削って当たらないようにする
・人工の関節を入れる
などの方法があります。
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強剛母指と強剛母趾はどう違うの [足指の病気]
強剛母指と強剛母趾、1文字違うだけで、誤字なのかなと思う人もいるかも知れませんが
この二つは全く違う病気なのです。
強剛母指は手の親指の障害で、乳幼児の親指が曲がったまま伸びなくなる病気を指します。
強剛母趾は文字通り(足・止)足の親指を上方に曲げると痛いという症状の病気です。
強剛母「指」
親指の第1関節が曲がったままで、強制的に伸ばそうとしても、まっすぐになりません
乳幼児に発生し、痛みは通常ありません
自然治癒する場合もありますが、手術で治す方法もあります。
明確な原因は分かっていません
親指を曲げるために指の中にある腱が収縮する際、腱に膨らんだ状態の部分ができて、靱帯の隙間を通り抜けられないために指がまっすぐにならなくなるものです。
強剛母「趾」
足の親指の関節(骨)の上方部分に棘のようなものができて、足指を上の方に曲げようとすると痛みを感じます。
強剛母趾も原因は不明です。
先天的な骨の異常、運動により軟骨に傷がついたなどのによるものと言われています。
症状が軽い場合は底の硬いインソールを使う、つま先が硬く歩くときに指の部分が上にそらない靴を履く、テーピングなどの方法がありますが
重度の場合は手術で、飛び出した骨の部分を切除する場合もあります。
外反母趾とは異なる病気です。
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